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声なき饒舌

 

 

下半身を土に埋めた姿のまま、とりとめのない日々のうつろいを、ひたすらお喋りしつづけるひとりの年老いた女。

サミュエル・ベケット作品の膨大な「せりふ」の合間に書き込まれた大量の「ト書」きに着想を得たこの作品は、下半身を隠し、移動を出来ない限られた空間で、上半身と顔の表情だけで演じられる独創性あふれるdance performanceです。

静謐と笑い、情熱と諦観がめまぐるしく交錯し、はかなく通りすぎていく類まれなひとときが、人生の黄昏からの「声なき饒舌」を、詩情ゆたかに語り伝えます。

Concept

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