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ようこそ「鴎座」へ

「鴎座」レパートリー『HER VOIC』は、2013年の初演以来、舞踊家竹屋啓子のライフワークとして、2013年の初演以来、毎年の再演を重ね、さらに2014年の北京上演、2017年秋のパリ、ゴールウェイ、ダブリン三都市の欧州ツアーをおこないました。開催中の演劇祭の50周年プログラムとして招聘を受けたダブリンでの公演では、名門トリニティ・カレッジ構内にある「サミュエル・ベケット劇場」での上演ということも相まって、作品にとってたしかな手応えのある貴重な経験となりました。2018年11月の、あらたな共演者大月秀幸さんを迎えての新バージョンによる上演をふまえて、2019年春は早稲田小劇場どらま館(東京)、シアターZOO(札幌)、秋には香港での上演が予定されています。

ご期待下さい。

演劇をつくり演劇を壊せ。

「鴎座」は、演劇の確信犯にして永遠の不満分子、佐藤信が主宰する個人劇団です。

1990年の設立以来、「トーキョー演劇」とでも名付けたい演劇環境に、小さな爪の引っかき傷の痕跡を残すために、「極私的演劇」を標榜するささやかな小劇場活動を一貫して継続してきました。

「地滑り」のような不穏な変化をつづける世情に抗して、劇場と社会の境界を見据えつつ、「大いなる未完」に向けて、たゆまず歩みつづけたいと願っています。ご支援、ご鞭撻の程、​よろしくお願いいたします。

鴎座主宰 佐藤 信

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